大人でも学べば知性が向上するそうです!
大人でも学び続ければ、知性が向上することが科学的に証明されたそうです。いままで「学んでこなかった」ことを猛省し、「失敗」から学び、次の成功に活かしながら、日本でモノづくりできる人財育成に挑んでいます。
みなさん「なかなか人が育たない」という悩みを抱えていませんか。私の失敗は「よかれと思って若手に指示を細かく出しすぎた」ことです。その結果、指示待ち人間を大量生産してしまいました。主体性をなくす人を自らが作り出していたのです。良かれ思って指示を出している間は、人が育ちません。答えを教えるのではなく、問いかけることで考える人が育ちます。
今回の学びは「伝わっているとの思い込み」「懸念(嫌な予感)はチャンス」「問題が多いことはよいことです」の3つになります。
みなさん、こんにちは。日本の工場で人づくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
例年、8月の夏休みに開催されていた子どもたちのドッチボール大会が、暑さ対策で6月に開催されました。エアコンなしの体育館で試合が行われましたが、暑くなく快適な環境で試合ができました。イベントは春の開催が増えますかね!
【背景】学び続ける組織(チーム)にするには?
会社は利益(儲け)を出し続けなければなりません。
そのためには、「個人」が学び、「組織」の学びにつなげる必要があります。みんなが成長して、常に新しい価値(新しい組合せ)を出し続けることができれば、会社の利益につながります。
まず、個人の学びが大切になってきます。
個人の学びとは、自分の価値観(興味や関心)について取り組むことです。たとえば、人づくりに関心があるので、「学び」について情報を集め、良さそうな事例を実際に会社で試行しています。メンバーの反応が良ければ、メールで関係者に紹介しています。
次に、個人の学びをチームメンバー(組織)に共有します。
「組織学習」という言葉があります。知識を深堀りするだけでなく、新しい知識を見つけることです。みんなで「組織学習」することを、組織の習慣にしようとしています。習慣になってしまえば、歯磨きのように、みんなが無意識に学ぶようになります。ただ良い事例は見つかっておりません。
最後に、古い常識を新しい常識にします。
ずっと同じ職場にいるため、新人に何でこの仕事をやるのですか?と質問され回答に困ることが最近多くなってきました。若手には、会社の常識(習慣や思い込み)がないので、ハッとする質問をされたときは、この仕事、本当に必要なのか?今やるべきなのかと「問いかける」ようにし、新しい常識にするように努めています。
①伝わっているとの思い込み!
一度、話をすれば相手に伝わるとの「思い込み」!
同じ話をしても人によって「解釈」が異なります。言葉の「意味」や言葉に込められた「背景」などは、その人の経験によって変わるからです。この前、若手に「全体最適」という言葉を伝えました。
私はトップダウンで決めるのではなく、みなさんの考えをボトムアップで提案し、会社全体を良くするとの「意味」込めて使ったのですが、まったく伝わりませんでした。若手は「全体最適」とは、トップが全体のことを考えて、具体的な仕事を指示することをイメージしていいました。
「全体最適」という言葉をやめ、「根本問題を見つける」に変えました。部分最適のワナに落ちないように「根本問題(1番ピン)を見つける」という言葉に変えたことで、メンバー全員が腑に落ちたようで、納得してくれました。
もう一つの失敗は一方通行の話し方です!
自分の言いたかったことが、相手に伝わったかを「問いかけ」ていませんでした。
たとえば、「どんなイメージが湧きましたか」や「感想を教えて」など、相手の意見を聞いてませんでした。相互に相手の意見や感想を聞き合うことで、初めてお互いの考えている「意味」を理解することができます。
そもそも「対話」とは
ダイアローグ・マネジメントの著者であるケネス・J・ガーゲン氏とロネ・ヒエストリッド氏は、
「他人の頭の中にあるものを知ることなど私たちにはできない」と言われています。
たとえば、部下に対してアドバイスしたつもりでも、部下がアドバイスとして扱わなければ、アドバイスとはみなされません。
②懸念(嫌な予感)はチャンス!
悪い事(嫌な予感)は、じつは良いことです。
嫌な予感は、人のDNAに埋め込まれています。なぜなら、人はライオンやトラよりも弱い生き物だからです。ライオンに食べられないように生き残るために、自分を守る本能があるからです。
だから、みんなで出来ない理由(嫌な予感)を言い合いましょう。その方が、会議の場が盛り上がります。出来ないことを言うほうが、人は得意だからです。
投資提案での失敗!
この前、新しい装置を買うために投資提案をしました。市場が拡大しており、生産数を確保するためには、新しい装置の導入が必須と誰もが考え、すんなり投資が通ると思っていました。しかし、投資提案は却下されました。何度も何度も説明したのですが、審査する人は毎回、「懸念」を示したのです。この審査員は、見方ではなく、「抵抗勢力」と思い込んでいました。
やっと、投資提案が許可された後、気づいたのですが、審査員は、われわれに許可を出した後、
本社の上司の方々に投資提案の内容をさらに説明することになっていたのです。懸念を言ってくれたのは、本当に投資する必要があると考えていた「味方だった」のです。懸念を言ってくれる人は、真剣に考えている人です。だから懸念の理由をいっしょに考え、懸念を消す解決策ができれば、投資提案の質があがり、その後の進捗がスムーズに進みます。
TOC(Theory of Constraints:制約理論)のツールにネガティブブランチ分析とは?
相手の懸念を逆手にとって活用することで、相手との合意をつくることができます。
懸念を言われた相手に「またかあ~」と思って、やらされ仕事になるのではなく、相手の懸念を消す解決策を盛り込むことで、提案の質が向上するだけでなく、相手の納得感が得られます。
ネガティブブランチ分析に興味のある方は、下記を参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=wUwE2Mysp24
③問題が多いことは良いことです!
一般的には問題が多いことは悪いこと?
問題が多いと仕事がなかなか進みません。つい良かれと思って、解決しやすい問題から個別に対処してしまい、部分最適のワナにはまりました。部分最適のワナとは、個別の問題は解決したように見えても、全体として良くなっていないことです。本当は、多くの問題についてみんなで会話し、ネック(制約)となっている工程にリソースを集中できれば、解決が早く進み、また工場全体として良い結果になります。そのためには、根本問題(1番ピン)を見つけることが大切になります。
部分最適のワナにはまった事例とは?
やってしまった失敗は、現場からの困りごとを聞いて、1個づつ対策をしていたことです。
工場の生産工程は10工程ほどあります。各工程についてツールを作成したために10ツールが完成しました。ツールを導入した当初は、うまく行っていました。しかし、製品が変わるたびにツール更新が必要となり、10工程あるため更新作業が追いつかず、現場がそのうちツールを使わなくなってしまいました。今なら10工程で共通して使えるツールを作成することで、更新作業は10分の1に減らすことができたと反省しております。
TOC(Theory of Constraints:制約理論)のツールに現状問題ツリーとは?
部分最適のワナにはまらないためには、多くの問題をつなげることで「現状問題ツリー」を作成すると、根本問題(1番ピン)を見つけることができます。現状問題ツリーについては、「全体最適の問題解決入門」岸良裕司さんの本がおすすめです。
まとめ
①伝わっているとの思い込み!
一度、話をすれば相手に伝わるとの「思い込み」を見直し、言葉の「意味」や言葉に込められた「背景」を考えましょう。相手に伝わったかを「問いかけ」する「対話」をすることで、お互いの納得感が上がります。
②懸念(嫌な予感)はチャンス!
悪い事(嫌な予感)は、じつは良いことです。だから、みんなで出来ない理由(嫌な予感)を言い合いましょう。そうすると会議の場が盛り上がります。
③問題が多いことは良いことです!
たくさんの問題をつなぎ合わせることで、根本問題(1番ピン)が見つかります。根本問題にリソースを集中すれば、問題が素早く解決します。
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