どうすれば若手は自ら考えるようになるの?

 会社の若手が自ら考え、仕事を進めてほしいと思いませんか。上司が指示しすぎると、指示待ち人間が出来上があります。指示するのではなく、一人ひとりにあったフィードバックをすると自ら考え、自ら行動してくれるようになります。今日はフィードバックのヒントを紹介します。
前向きなフィードバックがある職場は、みんなが楽しくなり、仕事がもっとはかどります。
 みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです
静岡県の用宗(もちむね)漁港に、おいしい海鮮丼のお店があると聞きました。10月の3連休、静岡の実家に帰省する途中に寄ろうと思います。
 今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 会社に入ってくる若手は優秀な人が多いです。指示すれば、指示したとおりに仕事をこなしてくれます。人によっては指示した以上の結果を出す人もいます。しかし若手が自ら考え、自ら行動しているように感じられません。どうすれば若手は自ら考えるようになるのでしょうか。

おすすめ情報

若手が上司に期待することは?
若手社員の意識調査(リクルート調べ)では、上司に期待する上位3つは以下のとおりです。
 ①相手の意見や考え方に耳を傾けること  (50.3%)
 ②一人ひとりに対して丁寧に指導すること (45.9%)
 ③よいこと、よい仕事をほめること    (33.9%)
私が育った昭和時代は、怒られることはありましたが、ほめられた記憶はありません。
いままでのやり方では、部下は育たない!
 半年に1回、賞与のフィードバックはしています。しかし仕事のスキルや個人の成長についてはフィードバックをしていません。本来フィードバックは、部下の鏡になって、相手の現状をありのままに伝えることです。自分の思い込みで相手を見るのではなく、相手の行動や言動をみます。
 まず部下の「強み」や「できていること」を称賛します。次に「できていないこと」を是正してもらえるように伝えます。上司がするフィードバックの3ポイントは以下となります。
 (1)気づきを促すように称賛から始め、是正してほしいことを伝えます。
 (2)指示するのではなく、部下に考えもらう質問をします。
 (3)部下が安心して話せるように、心から相手の話を聞いている姿勢を示します。
リーダーが変われば、部下も変わる
 フィードバックは、行動/態度/言葉など意識すれば変えられることに対して行います。
人格や性格は変えられないので言及しません。具体的なフィードバックは望む行動を伝えます。
たとえば「報告書の提出ありがとうございました。納期より3日も早く提出してくれたので助かりました」と伝えます。そうすることで納期遵守の行動が強化されます。
 上司が変われば部下も変わります。相手を変えるには、まず自分が変わります。上司が成長しただけ部下も成長します。否定されるよりも承認されること。指示されるよりも自分で気付づくことが相手のモチベーションをあげます。
 若手が自ら考えることに興味がある人は、「人材育成はフィードバックが9割、野本果甫さん」の本が参考になります。

まとめ

Q.どうすれば若手は自ら考えるようになるの?
A.すぐ答えを教えると、自ら考えなくなります。
 答えではなく、質問すると考えるようになります。

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