若手が主体的に行動しないのは本当なの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。体力は無くなってきましたが、失敗経験だけは増えてきたので、いま若手を育成しております。
人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 現代は答えが多い時代です。しかし私が育った昭和時代は答えが1つ。会社の育成モデルも1つでした。なので会社の先輩が言ったことを、言われたままに行動し、時間をかけて仕事を覚えました。その当時に流行ったコマーシャルは「24時間、働けますか」でした。個人的には時間があり昭和の良き時代でしたが、時間を無駄にしていた時代だったと振り返っています。
 昭和の流儀で現代の若手を育成したため、良かれと思って一方的に教育をしたため、ほとんど若手にこちらの思いが伝わらず、むしろ若手のモチベーションが下がってしまいました。教育の狙いは、主体的に動いてもらうためにしているのですが、逆に言われことを待つだけの「指示待ち人間」を作ってしまったと反省しています。

おすすめ情報

 「一方的な教育」から「体験型教育」に変えました。体験型教育はワークショップとも呼ばれ、いろんなワークショップがありますね。学校の授業のように先生が教えるだけの一方通行ではなく、若手の意見や考えを聞いて、「楽しい」と思わせるようにしました。
 まず参加者に「困りごと」を持ってきてもらい、「困りごと」について話を聞くことから始めました。そうすると今までの空気が一変しました。みな楽しそうに話してくれるようになり、ワークショップが終わった時には笑顔になっていました。
 今回使った手法はTOC「思考プロセス」です。「思考プロセス」に馴染みがない人はロジカルシンキングの考え方に近いです。思考プロセスでは、原因と結果の因果関係を箱と矢印をつかってつなげます。手法はシンプルですが、奥が深いです。
 興味のある人は「考える力をつける3つの道具」の本が入門書として使えると思います。

まとめ

Q.若手が主体的に行動しないのは本当なの?
A.本当ではありません。興味/関心があれば主体的に動きます。みんな主体的に動きたいんです!

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