なんで若手が主体的に答えてくれないの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
朝晩、涼しくなったので、長袖に衣替えしました。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 教育中に「この教育をもっと良くするアイデアはありませんか?」と質問をしたのですが、
誰からも答えてもらえませんでした。その後、アイデアについて順番に若手に聞くと、次から次にアイデアが出てきました。中には私では思いつかないような、奇抜なアイデアもありました。
どうして若手は主体的に答えてくれないのでしょうか?

おすすめ情報

「問いかけ」とは?
 相手に質問を「投げかけ」、相手が行動する「きっかけ」をつくることです。
「何か良いアイデアがないでしょうか?」ではなく、「何かアイデアがありますか?」と問いかけると答えてくれる確率が高まります。「良い」アイデアと言われると、相手が萎縮してしまい、プレッシャーを感じるかもしません。たとえアイデアが頭に浮かんでいたとしてもアイデアに自身が持てないからです。「問いかけ」の言葉を変えるだけで、相手の考えが変わってきます。
主体性を出させる「問いかけ」
 この会社をよりよくするために「〇〇〇は」ありますか、と問いかける場合、〇〇〇にはどんな言葉が入るでしょうか。
たとえば「あなたがやってみたい挑戦は」「あなたが出来るちょっとした工夫は」「あなたらしい改革は」を入れると、相手が自分ごととして考え、自分の答えを出しくれます。
なぜなら「あなた」という言葉が入っているからです。
「問いかけ」で相手の行動を後押しする
 「素人質問で恐縮ですが」「興味本位で聞くのですが」「あなたの関心事について知りたいのですが」。「〇〇ですが」に相手の心情を察した言葉を入れます。心情を察した言葉を入れてから「問いかけ」をすると、相手に共感することになります。
 たとえば前回のミーティングお疲れさまでした。みなさんのおかげでいくつかの有望なアイデアが生まれました。ありがとうございます。
 相手に共感してから相手に問いかけることで活発な意見交換が始まり、お互いの意見から自分の考えが明確になれば行動につながります。主体的に行動する質問に興味のある人は「問いかけの作法、安斎勇樹さん」の本が参考になります。

まとめ

Q.なんで若手が主体的に答えてくれないの?
A.行動する「問いかけ」をしていないからです。
相手の心情を察する「問いかけ」をすると、自ら意見し、自ら行動するようになります。

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