みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。昨日、夏も終わりかけの花火大会に家族で行き、夏を満喫しました。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。
失敗談
私が入社した当時、紙とエンピツの世界でした。装置の図面を書いて先輩に見せた場合、間違いがあると容赦なく図面をやぶられました。また、いちから書きなおしです。時間だけはあった時代なので、書きなおすことで体に基礎がしみついたと今では思えるようになりました。昭和の良き時代だったと懐かしく思える今日この頃です。
昭和の時代と同じやり方では通用しないと思い、若手に対して「叱る」=強く言わないように心がけて教育を進めました。しかし、若手は教育に対し「持てあまし感」がありありで、「やるメリット」がまったく感じられていませんでした。
おすすめ情報
「若手のゆるさ」ではなく、「ゆるい職場」が問題でした。
2015年度の法律「職場運営法令改正」により、若手の考え方以上に職場環境が大きく変わりました。時間外労働の上限設定や休暇の取得状況を学生に伝えるようになりました。そのため、職場が「ブラック」から「ホワイト」に変貌しました。
しかし、「ホワイト」に変わったのは良いのですが、「ゆるい職場」になったことで若手には物足りなさがあるようです。現代は答えの多い時代です。自分で答えを見つけないといけない時代に突入しました。そこで、「知る」ことよりも、「する」ことを優先した教育を目指しました。
教育内容は、体感することを最優先にしたワークショップ(体験型教育)に変更しました。
当初、教育体系にこだわりすぎて、なかなか教育が進みませんでした。若手といっしょに楽しみながら「学ぶ」ことを目指すようにしてから、ワークショップそのものが楽しく感じられるようになりました。自分の考え方が180度かわり、若手の笑顔も増えました。
ゆるい職場に興味のある方は「ゆるい職場:若者の不安の知られざる理由、古屋星斗さん」の本がとても参考になりました。
まとめ
Q.若手は「ゆるい職場」を求めているの?
A.「ゆるい」「きつい」ではなく、将来の不安を取り除くことが大切です。
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