みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
私が住んでいるところには「お月見どろぼう」という風習があります。近所の家の前に置かれたお菓子を子どもたちがもらいに行きます。子どもたちはとても楽しそうです。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。
失敗談
現場で部品の位置を何度も調整するムダ作業を見つけました。1回で部品の位置が決まる工具を作れば、繰り返し作業がなくなると若手に提案したのですが、若手は工具を作ろうとしませんでした。なんで若手は自ら行動しないのでしょうか?
おすすめ情報
「考える力」を磨くには?
現場改善について考えるとは、職場の「常識」や「慣習」を疑ってかかり、「ムダがないか」「効率が悪いところがないか」をたえず考え続けることです。実際にモノづくりしている現場に行って、現場で起きていることを自分の目で見て、現場の声を聞きながら自分の頭で考える。
そうすることで「考える力」が磨かれます。
「実践する力」を磨くには?
試しにやってみることでしか実践力は磨けません。「それはリスクがありますよね」と指摘したつもりになっているだけでは、何かを言っていることになりません。たとえば「ドアノブなんて不要では」と一瞬ひらめいても、実際にドアノブを外す人は驚くほど少ないです。
常に「考える」と「やってみる」がセットになって、はじめて「実践力」になります。
管理されないと人は自分で考えて動く
管理しない、強制しない、仕事への口出しをしないと、人は自分で考え動くようになります。
ただし「任せられている」という安心感が前提となります。
仕事を「任せる」とは、任せきることです。
食べかけの皿と手つかずの皿では、どちらを食べたいと思いますか。仕事は手つかずのまま「任せる」のです。人を上手に動かすには、本人の納得感をいかに出せるかが鍵になります。
仕事ができない上司ほど報連相(ほうれんそう、報告/連絡/相談)を求めます。仕事の意味を相手が納得し、自ら考えるようになれば自ら行動するようになります。
仕事を任せ自ら行動する人に興味がある人は、「働き方バイブル、山田昭男さん」の本が参考になります。
まとめ
Q.なんで若手は自ら行動しないの?
A.上司が仕事を任せていないからです。
人は指示されると動きません。やる意義、やる意味について自ら納得すると、自ら行動するようになります。

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