なんで若手は教育訓練を受けないの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
実家の横にある小さな家庭菜園で落花生が実りました。これからゆでて食べる予定です。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 訓練と言われると強制のイメージが強いようです。「繰り返し訓練することで、現場改善の基礎が身につきます」と若手に話しているのですが、若手には伝わらず参加者が増えません。
なんで若手は教育訓練を受けようとしないのでしょうか?

おすすめ情報

管理者がやるべき仕事とは?
 人が仕事をしない理由は2つしかありません。能力がないか、意欲がないかです。
 管理者のやるべき仕事は、①部下の育成と、②動機(モチベーション)の向上です。
もし管理者が部下のやることをいちいち検査すれば干渉になってしまいます。管理者の成果は、自部門と影響がおよぶ他部門の成果の合計になります。だから管理者は、チームの成果がでるように仕向ける必要があります。
①部下を育成するには
 教育訓練は管理者の仕事です。生産性はチームの意欲を引き出す管理者にかかっています。
 たとえば管理者が10時間、メンバーに教育したとします。10人が参加し、来年それらの人たちが会社のために合計2万時間働いたとします。教育訓練によって業績が1%改善すれば、200時間に相当する利益を得たことになります。
 訓練とは、継続した手順であって、行き当たりばったりの手順ではありません。訓練は首尾一貫した手順になっていることが大切です。
②動機(モチベーション)を向上するには
 そもそも動機づけは人間の内から発するものですから、他人が外からできるものでありません。
 管理者ができる良い動機づけは、会社の業績アップです。部下の態度や気持ちの変化ではありません。しかし、ひとたび部下の自己実現が動機の源になれば、行動に対する人の意欲は無限になります。目標をかなり高く設定しておけば、全員が目標に向かって行動するので、大きな成果につながります。
 人を育て、成果を最大にするマネジメントに興味のある人は、「HIGH OUTPUT MANAGEMENT、アンドリュー・S・グローブさん」の本が参考になります。

まとめ

Q.なんで若手は教育訓練を受けないの?
A.教育で訓練することが自己実現につながると思っていないからです。
 教育訓練は管理者がすべき仕事なので、対話して若手に納得してもらうと参加者が増えます。

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