なんで若手は手段に走ってしまうの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
秋のお彼岸、秋分の日に「おはぎ」を食べました。「おはぎ」と「ぼたもち」は別の食べ物と思い込んでいたのですが、食べる時期の違いでした。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 AIやチャットGPTなど新しい技術が出ると、若手はすぐ新技術を使いたがります。技術を使うのはいいのですが、技術を導入するという手段が目的になってしまいます。「技術を使って、どんな課題を解決するのですか?」と質問するのですが、誰も答えてくれません。
なんで若手は手段に走ってしまうのでしょうか?

おすすめ情報

そもそも「アイデア」とは何?
 アイデアとは、無益な組み合せを除いて、有益な組み合せをつくることです。
課題を解決するために必要なのは、新しい技術ではなく、今までに無い技術の組み合せです。
だからアイデアの質は、組み合せるパーツの質によって決まります。
解決すべきは正しい課題を選ぶ!
 アインシュタインは、「問題を解決する時間が1時間あったら、問題を考えるのに55分、解決策を考えるのに5分を費やす」と答えています。
 たとえばメイン課題が「新型コロナに対応できる人口呼吸器をつくりたい」とします。
サブ課題1がコロナ患者の治療に使える。サブ課題2が医療従事者が使いやすい。サブ課題3が追い詰めれられた医療にかかわる人たちに負担をかけない。これらの課題を明らかにしてから、解決策となる人工呼吸器をつくります。そうすれば本当に必要な新しい人工呼吸器が完成します。
 課題とは、誰もがほしがっているが、手に入らずに困っていることです。
新たなアイデアを創造するために
 ニュートンは、「巨人たちの肩の上に立つことで、世界を変えることができた」と答えています
私たちは、よりよい世界をつくるために、すでに知っているアイデアを活用し、独自の組み合せを考えることで世の中をよくできるのです。新しい技術は、誰もが困っていて、いまだに解決していない「課題」をみんなで明確にすることで、新しいアイデアにつながります。
 最高の発想を生む方法に興味がある人は、「THINK BIGGER、シーナ・アイエンガーさん」の本が参考になります。

まとめ

Q.なんで若手は手段に走ってしまうの?
A.新しい技術を使うことが目的になってしまうからです。
 いま解決すべき課題をみんなで共有すると、技術を使う目的に走るようになります。

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