なんで若手に意見が伝わらないの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
朝晩はエアコンなしで過ごせるようになりました。熱い夏が終わり、もう秋ですね。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 現場の人から「言われたコトを、言われたとおりに道具をつくると、うまくいきません」と、
私の失敗談を伝えたのですが、若手には失敗の「根本」が伝わりませんでした。後でよく考えてみると「言われたコト」とは具体的に何だったのか。「作った道具」がどのように使われなかったのか。その背景や理由を話していませんでした。どうしたら相手に話が伝わるのでしょうか?

おすすめ情報

1メッセージは相手に伝わり、相手を動かします。
 1メッセージとは、相手にとって意味のある意見を1つに絞り、一文にしたものです。
相手が一番知りたいコトに対して、自分の考えを「答え」として言葉にしたものです。
たとえば「それにはリスクがある」は、何か言っているようで、何も言っていない意見です。
相手は、この意見から何がリスクで、そのリスクを回避するにはどうすればいいのか、具体的な行動がとれません。
直感的に「問い」の答えが分かる

 「いつやるか?今でしょ!」大手予備校の先生が生徒に言った1メッセージです。
いつから勉強を初めていいか悩んでいる生徒に向けて、すぐに勉強を始める行動をうながす言葉になっています。直感的に分かる言葉になっています。相手にとって意味のある言葉、言葉を聞いて相手が行動を起こせる言葉です。
マジシャンの1メッセージから学ぶ。
 マジシャンは1~13まであるトランプから「1枚引くと7が出ます」と1メッセージをお客さんに言います。13枚もトランプがあるのに、「7が出る訳がない。そんなはずはない」とお客さんは思うはずです。他の可能性がたくさんある答えを伝えると、相手は興味が駆り立てられます。
 相手が一番知りたいコトに対して、相手が複数の答えを想像できるような、具体的な一文をつくると1メッセージになります。相手に伝わるメッセージに興味のある人は「1メッセージ:究極にシンプルな伝え方、杉野幹人さん」の本が参考になります。

まとめ

Q.なんで若手に意見が伝わらないの?
A.何を伝えたいかが分からないからです。相手が一番知りたいことを話すと伝わります。

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