なんで現場は行動してくれないの?

みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
子どもがススキを見たいと言い出しました。家の近所には無いので、これからススキがありそうな場所を探します。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。

失敗談

 若手の意見を尊重しながら、若手といっしょに現場の困りごとを解決する提案を考えました。
若手から現場の人に提案を説明し、うまく説明できたと感じたのですが、現場の人は提案を実行してくれません。提案内容には問題がなく、分かりやすく整理できていました。ただし提案内容は、いままでの作業手順と異なるものでした。人によっては、いまのやり方を否定されたと感じたのかもしれません。なんで現場は行動してくれないのでしょうか?

おすすめ情報

そもそも問題解決とは?
 問題を分析して、問題が発生する「根っ子」を見つけ、根っ子をどうやってやっつけるのかを、みんなに分かるように筋道を語ることです。筋道とは、何をどのような順番で解いたらいいのか。誰をどういう役割で巻き込むかの物語です。物語にするには、まず登場人物や根っ子をやっつける理由が必要です。次に具体的な解決策がきます。人はやる「理由」を聞くと、納得する可能性が高まります。
AIに負けない人の強みとは!
 AIの強みは、いまある事から統計的に確率の高いことを導き出すことです。人の強みは、常識とは異なる事やありえない組み合せなど、これまでに無い事を見つけることです。
たとえばiPhoneのように未来の常識になることを見つける発想です。AIが持っていない、第六感の「直感力」。五感を超えた第六感があるのは人だけです。
問題を解くだけでは元気にならない
 現場で起きている事実を伝えるだけでは、問題の解決策に納得してもらえません。事実から「直感力」を働かせ、問題が発生している「根っ子」の原因について仮説を立てます。もし解決策で問題が消えなかった時は失敗ではなく、仮説が間違っていただけです。仮説を見直し、新たな解決策を考えることで、問題の根っ子を消すことができます。
 分析の切れ味を磨きたい人は「問題解決と価値創造の全技法、名和高司さん」の本が参考になります。

まとめ

Q.なんで現場は行動してくれないの?
A.提案した内容に納得していないからです。
 現場のことを一番知っているのは現場の人です。現場の人が納得すれば、言われなくても行動してくれます。

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