みなさん、こんにちは。日本の工場でモノづくりをしている定年まで10年を切ったシニアです。
秋の行楽シーズンに向け、久しぶりの京都観光を計画中です。
今日も人財育成の失敗から学んだ「おすすめ情報」をお伝えします。
失敗談
こちらから強制的に教育を受けさせるのではなく、若手が主体的に受けるようにしたいのですが、なかなか出来ません。教育の内容や効果については伝えているのですが、教育を自ら受けたいとその気になってくれません。結局「教育を受講して欲しい」と、こちらから強要することになってしまいます。
なんで主体性がある若手が育たないのでしょうか?
おすすめ情報
そもそも主体的に学習に取り組む態度とは?
まず知識および技能を獲得したり、思考力/判断力/表現力などを身につけるために、自らの学習状況を把握する必要があります。
次に学習の進め方について、寄り道したり/追体験したり/徹底的に調べるなどの思考錯誤をする必要があります。自ら学習を調整しながら、学ぼうとしているかどうかが大切になります。
最後に意志的な側面が大事になります。目標を達成しようとする意欲や志(こころざし)です。
国語の読み書きの暗黙のルール!
・問題文に「どういうことか?」とあるときは、「抽象的かつ一般的に説明しなさい」という「問い」になります。
・問題文に「どのようなことか?」とあるときは、「具体例を入れて答えてもいいですよ」という「意味」になります。
・「分かりやすく説明しなさい」とは、「本文を読んでいない人」に分かりやすく説明することです。
ルールを分かりやすく示すことができれば、物事の道筋を明確に考える訓練ができます。
すぐにできる「問い」づくり
①「言葉の意味」に関する問い:~の意味は何ですか?
②「文章の表現」に関する問い:~の比喩を使うことで、どんな効果が生まれますか?
③「内容や展開」に関する問い:~とありますが、理由は何ですか?
④「概念」に関する問い:〇〇化とは、どういう考え方ですか?
⑤「本質」に関する問い:〇〇という概念は、実社会でどのような意味をなしますか?
みんなで取り組む「問いづくり」は、「リンゴは必ず赤い」との先入観や「親の介護は子が見るべき」との思い込みをあぶり出します。自分にとっては当たり前のことが、相手の当たり前ではありません。主体性とは自分で考えることです。
主体性と国語の関係に興味のある人は、「親に知ってもらいたい国語の新常識、井上志音さん」の本が参考になります。
まとめ
Q.なんで主体性がある若手が育たないのでしょうか?
A.自分で考えていないからです。
みんなで「問いづくり」をすると自分で考えるようになります。なぜなら言葉の意味や相手の考えを聞くには、自分で考えてから質問をする必要があるからです。

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